Vol.58  天然パンストラクター・ゆりのフェチレッスン#2    written by  富士野やまい

さあ、山崎さんも大事をとって今日は帰っちゃったし、

次のレッスン、がんばってこなさなきゃ。


次は器械体操ね。

人気No.1のクロストレーナー。

ペダルを踏んでノルディックスキーのように手と足を鍛えるマシンね。

上半身と下半身を同時に使った全身運動で消費カロリーを高く保てることが人気の秘訣みたいね。


さあ皆さん、準備はいいですかあ?

私のやるのをちょっと見ててね。


こう、両手でスキーのストックのようなハンドルを持ってね、

同時にペダルに乗せた足でこぐように、歩くようにね。


あっ

皆さんそんな固まって私の後ろに?

ちょっと、そんなに押し合いしてると怪我しますよっ

よくわからない人はひとりひとり、順番に見てくださいね。


あっ、磯江さん、そんな近くで…?

いやだ、さっきも山崎さんに匂いの事でからかわれたばかりなのに。

ちょっと、磯江さんたら、近すぎない?

鼻がほとんど私のお尻につきかけてるじゃない!?


い、磯江さん、見るのは構わないんだけど、もうちょっと…距離をとってください…

えっ? 最近めっきり目が見えないからって?

そんな…

えっ? いやだ!? だから… もう…!!


案の定、磯江さん、鼻を私のレオタードのお尻の部分に押しつけるように近づいているもんだから

「あっ ゆりちゃん、臭うよ!? なんか、ここの間、凄い匂いしてるな」

「ホホウ、どれどれ磯江さん、私にも確認させてください」

「ああ、これは失礼、ささ、ここ、ここですよ水上さん。このケツメドのあたり」


スー ハー スー ハー


「むむむ~、これは磯江さん、ゆりちゃんの汗とこのストッキングから臭ってくる匂いだね。」


もう~!!!やだ~~~!!

ふたりとも、真面目にやってくださいよ~~~!!


ああっ!?

ちょっと水上さん、クロストレーナーは一人しか乗れないのよ?

ペダルの面積は大きいけど、無理だってば!

私の背中にぴったりくっつくように、のしかかるように乗り出し、一緒に漕ぎはじめてる!?

ハンドルの部分も私の背中から両腕をかぶせるように握ってきてる!?


ゆりちゃんにはちょっと窮屈かもしれないけど二人乗りの方がよく解るんだよ。

リズム感というか。

ね、ホラ。


水上さんが私のペダル運動に乗って一緒に足を動かしている。

なんだかお尻の下の方に温かいモノが当たってる…

何かしら。

ペダルを踏むたびにそれがお尻からお股にかけてぐぐっと食い込んでくるわ。

水上さん、そんなところにペットボトル入れてるのかしら?

それにしては少し柔らかいし…

独特の温度があるわ。


とにかく、水上さんの理解のためにも、しばらくは二人乗りを我慢せざるを得ないわね。

ホントはクロスで二人乗りなんて、ジムの支配人に知れたら大目玉もいいとこだけど。


みんなが私達の二人乗りをじっくり見ている。

水上さんのトレパンのお股の部分のペットボトルがだんだん硬くなってきている?

まるで生き物みたいに。

ペダルを踏む度にそれが私の股間を圧迫しながら連続運動をしている。

いやだ。

思い出しちゃった。


小学校の頃に誰もいなくなった教室で、

机の角でお股をこすっていたら凄くヘンな気持になったことを思い出したわ。

それ以来、病みつきになってしまって、来る日も来る日も放課後にひとり教室に残っては

その不思議な遊びをしていたっけ。

ある時、脳天から腰にかけて電気が奔るような凄い衝撃を受けたかと思うと

まるで空を飛んでいくような浮遊感と脱力感に見舞われて、その場にしゃがみこんでしまった。

その時はなんだか怖くなって、病気なんじゃないかって思った。

お母さんにも言えなくって、ずっとひとり悩んでいたっけ。

で、結局それ以来、そんな遊びもしなくなり、やがて大人になった。


今、こうしていると、あの時の小学校の教室でやってたあの感覚に凄く似ている。

そう、この水上さんのペットボトルみたいなものが、ちょうどあの教室での机の角と同じ役割を果たしている。

そうよ、この感じ。

あっ

あれだわ。

あの感覚が来てしまいそう。

長い間忘れていたあの空を飛ぶようななんともいえない心地よい刺激。

水上さんも足を踏ん張り、腰を入れながら私の股間を強く押してくる。

ダメ。

それ以上はもうやめて。

私は咄嗟にペダルを漕ぐ足を止めようとしたけど、

水上さんの足が止まらない。

というか徐々に早いペースになっている。

あっ あっ あっ そこはっ ああっ ダメっ


「くっ」


思わずそういう声が漏れてしまったわ。

ぐっと歯を食いしばったけどダメだった。

腰に、あの稲妻みたいな電流が走り始めた。


ああああっ!!??

あの教室での浮遊感!!

ああん! キモチいいっ

でもダメっ! 周りのお客さんにそれを悟られては…

ああ、でも次々と電流が流れ込んでくるっ


水上さんのペットボトルの先端がレオタードを通して、

私の一番敏感な部分を突きまくる!?


まずいわ!

もう…

立っていられない…


自力で立っていられなくなって、水上さんに寄りかかるように

後ろ向きに倒れたわ。

水上さん、私を抱きとめてくれている。

ペダルは踏み続けながら。

そして水上さんが私を受け止めた拍子に、両手で私のバストを掴んでいた。


むにゅ

と掴まれて、ただでさえ気持ちよくなっているのに

余計に頭がフラフラしてきた。


アアアっ


無意識にあられもない声を上げてしまったわ。

意識がぼう~っとなっている。


後ろの方で水上さんと他のお客様達が、

私を看護するように、別のマットに寝かせてくれた。


私はあまりの気持ちよさに、痙攣していたわ。


今度は水上さんではない人が人垣を分けて私の様子を見てきた。

なんだかお医者さんのような仕草で、私の目を指で開き、診察のような動きをしてくれる。


ああ、良かったわ。

きっとこの人はお医者さんだわ。

こうやって私の診察をしてくれている。


そしてレオタードを脱がせている。

そうよ、この窮屈な衣装のままだと、きっと今の状態には良くないんだわ。

急病や事故で病院に運び込まれる人は大抵、服を緩めたりしてから処置されるもの。


恥ずかしいけど…

今はそんなこと言ってる場合じゃない。

このお医者様のご厚意を受け止めよう。


レオタードが脱がされ、恥ずかしいパンストだけにされてる…

パンストの臭いが気になるわ…

お医者様、それに気付かないでくれればいいけど。

そのパンストもゆっくりと腿のあたりまでずらされた。

いやだ… 私、今日はその下には何にもつけてないのに…


でもきっとお医者さんだから、とっくに周りの人は見ないように段取りをしてから

こういうことをされるはずだわ。


あっ!? お医者さん、触診をしてきたわ。

指が私のアノ部分をねちょねちょと触っている…

いやん、感じるわ…

さっき凄く気持ちよくなって、またあの気持ちよさが戻ってきた感じ…


恥ずかしい…

なんか出てるわ。

私のあそこから…

それがねちょねちょと恥ずかしい音を立てているわ。

あっ!?

お医者さんの指が少し中まで入ってきている?

最初は1本の指だったのがそのうち2本、3本で入れてくるわ。

ダメよお医者さん、そんな3本もいっぺんに入れたら私、こわれちゃうよ。

お願いだから2本までにして。

いくら濡れてるからって3本は痛いよ。

私、そんなに経験ないの。

大学生の時に初めて経験したけど、2年ほどで失恋してからそれっきり…


ああっ そんなに掻きまわさないで。

一体何の診療をしているの?


腰がまた自動的にガクガクと震えだす。


そしてさっきまで執拗に掻きまわしていた指がスッと抜けたかと思ったら

その次の瞬間に、指の数倍も太いものがあそこに押しあてられたわ。


な、なあに? それ…

いや。私の患部はそんなに悪いの?

それを本当に中に入れなきゃいけないの?ねえ?

私は怖くて自分の目を開けることができなかったわ。


ああ、そうだ。

前のレッスンの時の山崎さんの膿を飲んだっけ…

きっとあれが原因で、私の体にも異常が出始めたのに違いないわ…

どうしよう…

私も山崎さんの疾患が伝線したのよきっと!

やっぱりあの膿を自分の体内に入れたのがまずかったんだわ。

だんだん怖くなってきたわ。


もうこのお医者さんの処方に任せるしかないわね。

怖いけど、もう少しの辛抱よ。


あっ!!!

さっきのあの太い肉のようなものが入ってきた!

痛いっ

痛いわっ

いやよ!

早く外して!


私は背中を弓のようにしてのけぞって、悲鳴をあげる。

肛門の括約筋があの不法侵入の肉塊をなんとか拒否しようとして


ぎゅううっと閉まっていくのがわかる。


「アアっ ゆ ゆりちゃんの、す、凄い締めつけだ!? こんなに締まるなんて!?」


お医者さんは何かとても驚嘆したような声でとぎれとぎれにそう呻く。


何?

お医者さんも苦しいの?

何を入れたの?


痛い。

ああっ ダメっ それ以上動かさないでっ

ほんとに壊れちゃうから!!

あン!

でもなんか、奥まで入ってこようとしてるけど

凄く気持ちいいわ?

きっとこれは先端医療なんだわ。

病院も数十年縁がないけど、私が知らない間に医学の進歩は目覚ましいブレイクスルーを果たしたのに違いないわ。

こんなに気持ちいいなんて。

ああっ と とろけそう!!


「あっ あっ す、凄い締めつけだっ ゆりちゃん、もうダメ! いくよ!?」


いやああん

だめっ

なに?

気持ちいいけど

お医者さんも様子が変だわ

ああっ

私の中に入ってきているあの肉の塊がびくんびくん暴れてるわっ!?

あン! 中が急に熱くなってきてる?

なんだかお湯みたいなものがたくさん中に注がれてる?


あああっ

もうダメ!

私もまたあの浮遊感が!!


くっ!


ぶるぶるっと強い震えが走り、さらに背をのけぞらせて

私はほとんど気を失いそうになったわ。


その後、気がつくと、私はマットの上で眠っていたわ。

どのくらいの時間、こうしてたのだろう?

朦朧とした頭でそう考えながら、お医者さんにレオタードをパンストを脱がされていたことを

思い出し、咄嗟に上半身で飛び起き、チェックをしてみた。


元通り、レオタードとパンストは履かせられていた。

良かった。

お医者さん、ちゃんと処置してくれてたんだわ。

でも、他のみんなもいない。


そうか。

私が大変な事になったんで皆様、気を遣ってくださって

先に帰られたんだわ。

お医者様に全てを任せて…


・・・と、マットについた片手の平にべちょっとしたものが感じられた。


何?

咄嗟に手をひっこめてその部分を見てみると

白いような黄色いようなゼリーみたいなものがくっついてる。

良く見ると、あちこちに。。

私のレオタードの周辺にもたくさんついていた。

とっても生臭い匂いがしてる…


クンクン… 何かしら? 臭いわ…


ああ、きっとお医者さんがお薬をたくさん使ってくれたんだわ。

私、相当暴れていたような気がするし…

その時に、だいぶお薬をダメにしてしまったのかもしれないわ。

悪いことしたな…

今度ちゃんとお詫びしとかなきゃ…


このお薬を私の患部にしっかりと注入してくれてたんだわ。

でも凄く青臭い匂い。

何のお薬かしら?

今回一回だけでいいのかな?


でもお陰で、なんだか体がすっきりしてる。

楽になった感じだわ。


本当にありがとう。

今度お礼もしなくちゃね。


マットや自分のレオタード、パンストに飛び散った生臭いお薬をウエットティッシュと

ダスキンで綺麗に掃除をしてから、私はレッスンの片づけをし始めた。


来週もがんばらなきゃ!



【終り】
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