Vol.60  みちのく独り旅 #2 ~おくの細道・女将のビッダコ夜伽~
    written by  ナスコスダ・トーホグ

風呂で思いがけなく女将に体を洗われ、さらに性器まで丁寧に洗われた挙句、

射精をしてしまった事が頭を離れない。


ぼーっとなった頭の中で、母屋に入り、靴を脱いでふらふらと中に入ると

母屋の使用人だろうか、女将より幾分若い女性が私に気づき

「あっ お客さんでが? どんぞ、奥へ。夕食の支度が出来とりますっで」

と覇気のある東北弁で案内してくれた。


奥の座敷に通された。

そこは16畳はゆうにある宴会場のような和室だった。

高そうな大きな木のテーブル台がどんと中央に置いてあり、その上には既に

たくさんの料理が並べてあった。

一品一品はそんなに高価なものではなかったけど、種類が凄い。

こんな豪華な夕食までいただいて、ほんとに3000円でいいのか?

ちょっと尻凄みをしてしまっている私に先程の女中が


「さあ、どんぞ。奥へおかけくだせ。ご飯お持ちしますで」

「は、はあ。では…」


テーブルの上の食事は、どう考えても私ひとりの量ではない。

一番奥の「上座」に座って落ち着かない様子でひとり待っていると

お風呂係の例の姉弟たちがばたばたと走ってやってきた。


ろくに席にもつかずに、つまみ食いをしようと料理に手を伸ばそうとした弟に

お姉ちゃんが

「まんだ 食べたらいけんよ 我慢我慢」

と言ってきかせている。

弟はちょっと私の方を見て、また姉のほうを向いてだまって頷く。


「お風呂、とっても気持ちよかったよ。ありがとう」


とお姉ちゃんのほうに挨拶をすると、彼女は照れたように少しうつむき加減で微笑んで


「はい・・」


と、少し落ちつかなげな表情を見せる。

そんなそぶりもとても可愛い。


やがて、この家の長老?

お爺さんがゆっくりと部屋へ入ってきた。


「ああ、これはこれはお客さま、ようこそおいでなさっだ 手綱(たずな)です。」

「はっ はあ!こ、こんばんは。今夜はお世話になります。島と申します。」

「なんどなんど。こがいなむさ苦しい家だでに、なんかと不自由くろうてもて、えがいだせに」


段々老人の方言がきつくなっていく。

最後の方の語尾は既に日本語ではない。

ただ、形式上の挨拶と考えれば、途中までなんとか解析できる言葉はあったので

おそらくは「こんなむさ苦しい家でなにかと不自由でしょうが勘弁してください」的な会話だったのだろう。


「いや、恐れ入ります。こんなにご馳走までご用意していただいて。びっくりしています」


私のお世辞に気を良くしたのか、お爺さんは

「がははははっ だごん いわれたら おさねで おさねで」

と、とりあえず気分は良いようだ。

ホッとしていると、今度は先程の女将の旦那と思われるおじさんがやってきた。


「まんずまんず、ようおいでんさった。手綱(たずな)です。ささ、まずはいっこん」

と席に座るやいなや酒を勧めてきた。

「あっ こちらこそ今夜はやっかいになります。島と申します」

先程の女将に射精させられた風景が浮かんできて、とてもどきどきしてしまう。

しかし、旦那はそんなこともちろん全く知らないし、とにかく上機嫌だ。


「ほうほう、まずはいっぱい。」


勧められるままおちょこに注がれた酒をいただく。

一口飲む。

口当たりはかなり辛口のお酒だが、口の中に広がる奥深い味わいと香りが驚くほどに澄み切ったものだった。

こんなに繊細な酒はこれまで飲んだ事が無い。


私は心底驚いて

「これは・・・ ご主人、自家製ですか? なんともいえぬ奥深い味わいですね!」

酒を褒められた旦那はさらに気を良くし、

「じゃろう! うじや、酒蔵もねえど、じっちゃのそのまたじっちゃの代から秘伝の酒造りしよってな、

酒の味ゃ、どこんも負けんどな」

「むむうう、これは旨い!本当に素晴らしい味ですね。」

「がほほほっ どんどん飲みんされな。わすも失礼して」


と、上機嫌で自ら手酌でぐいぐい始める。

子供たちは

「おっどう、もう食べてええだか?」

と口々に騒ぎ始めるのでご主人は

「おう、食べれ食べれ。シマさんも、さ、な~すごすだ」

最後のセリフはさっぱり分からなかったが、とにかくGOサインが出たのだろう。

酢のものが美味しそうだったので箸でつつきはじめる。

やがて奥からさっきの女中と女将が


「ハイ、おまたせじゃって。ご飯なんど」

とお盆にご飯茶碗を乗せてやってきた。


私は咄嗟に女将の顔も見れず、うつむき加減で箸を動かす。

さっきのこと… まさかとは思うけど… 言わないよな?


女将は屈託ない笑いで

「お客さん、風呂加減はよがっだが?」

と言いながら茶碗をくれる。

白い炊きたてのご飯が湯気をだしながら手前におかれる。

私は完全に舞いあがり

「あっ その、はい、あ、あっ ありがとうございます。結構な湯加減で…」

「ハハハ!そらえがっだ。小糸さんもたんと出してや、すっぎりしだでねが!」


私はその瞬間凍りついた。

咄嗟に旦那の顔を伺う。


しかし、驚いたことに旦那は「がはは」といったような笑いで酒をかっくらっている。

も、もう酔っているのか?

いくらなんでもまだ理性はあるだろう?

少なくとも先程女将が言った言葉は誰の耳にも聞こえていたはずだ。

はっきりと「小糸さん」って言ったし!?


おじいさんの顔を見ても

こちらはあまり興味なさそうに山菜をつまみに酒をちょびちょびやっている。


どういうことだかよくわからないがこのまま何事も無く時が過ぎるのなら

それでいい。私は一刻も早くこの席をたち、離れの宿へ逃げ帰りたくなっていた。


さっきの話はスルーされたのだろうと、安堵しながら無言でご飯をいただこうとしたとき

小さな弟が再び空気を引き裂くような発言をした。


「じっちゃ~ 小糸さんで なんが~?」


ああ、このガキ、余計な事を!!

何故そんなことを気にする!?

出来ることなら、その場でこの餓鬼の喉元をひねりつぶしてやりたくなった。

私は再び凍りつき、手に持つ箸がびたっと止まった。


おじいさんは

「あにいっでんだ。下駄子が。ええがら食え」

と面倒くさそうにいなす。

するとなんと、それを見ていた旦那がからかうように幼い息子に

「おめも、もーちっとおでになりゃな、がもこがらな、しょんべん以外のもんが出るっでさ。それが小糸さんでだ」

となにやら具体的に説明し始める。

続けて女将が

「あんだ、やめんとうせ。そがいな事まだあっでがんでええだに!」

と少し怒った様子で性教育にストップをかける。

そのうち、また誰かの茶々が入って、話はいつの間にか他の方向に進んで行った。


私は生きた心地がしなかった。

結局、豪華な夕食もろくすっぽ喉を通らないまま

離れの寝どこに帰りついた時に一気に安心してぐったり布団の中に入ってしまった。


しかし、何故にあの家族はわたしの「小糸」のことであんなに何気ない素振りができるのだろうか?

そもそもこの地域ではああいったことが比較的オープンなものなのか?

女将自らが私の「射精」の現実を目の当たりにしながら、

それを恥ずかしげも無く、家族はおろか、旦那に話すなんて常軌を逸している。

それを涼しい顔をして聞いて、酒の肴にしてしまう旦那も旦那だ。

そういったことを考えるにつけ、不思議さと恐ろしさと恥ずかしさでなかなか寝付けなかったのだった。



何度も布団の中で寝がえりをうちながら、今何時なのだろう?

電灯を消した6畳の部屋の中で、私はふたたび起きて、布団の上であぐらをかいて

煙草に火を付けた。


すると、何か、下の方で人がこの屋奥に入ってくる様子がある。

母屋の誰かが何か持ってきてくれたのだろうか?

足音は階段を上ってくる。


なんだ?

こんな時間に。

もう普通は誰も寝ているだろう?


何故か私は咄嗟に、煙草の火を揉み消し、布団の中に潜り込んだ。

このタイミングで起きていてはまずいような、そんな気がした。

何故?

何故私が隠れるような仕草をしなければならないんだ?


自分の咄嗟の行動に納得がいかない。

が、足音はもう部屋の前まで来ていた。


コンコン

と軽く静かなノック。


もう一度、

コンコン


襖の向こうから、女性の声がする。

「シマさん、もう 寝だが?」


女将の声だ!?

な、何をしにきたんだろう?


返事をしてよいものやら何やらわからない。

布団の中でじっと息を潜めるしかなかった。


やがて、そっと襖が開けられていく。

は、入ってきた!?

心臓がドキドキと強い脈を打ち始めた。


女将は静かにこちらへやってきた。

掛け布団を一度、直してくれているような、そんな仕草だ。

いや、掛け布団を開いている。


その時女将の影が温度を伴って私の布団の中に入ってきたのだ!

私は何が起こっているのかさっぱり分からなかった。

目ははっきりと開けていた。

そして暗闇で、布団に入ってくる女将の方を見た。


外の電灯の、わずかな光のおこぼれが、かろうじて女将の姿を闇の中でうっすらと照らし出した。


女将は浴衣一枚で、はだけた前から、むっちりとした太股が出ている。

その脚を私に絡ませてくる。


「起きとったでが。邪魔しますで。シマさん。」

私の顔に限りなく顔を近づけ、そう小さな声で呟いた女将は

風呂上がりの香りが漂っていた。

髪も湿っており、乾ききっていないようだ。


女将の囁きと同時に香ってくる声の匂いがたまらなく艶やかで、

私はその低いが、妖艶きわまりない囁き声で一気に勃起していた。


「あ、あの、これは、その?」


私は焦ってそう聞くのが精いっぱいだった。


「ええがら。うぢの夜伽(よとぎ)だが。めっだに客さ泊らんがら何年ぶりだが。ここいらはみんな嫁が夜伽するだで」

「よ… とぎ…?」

「男の人ぁ 旅の疲れ落とすにゃ風呂やらごまい(ご馳走)だけだらなすごすだ。しっかりこっちも糸出しせにゃならんで」

そう言うと、布団の中で女将は浴衣をはだけ、やや垂れ気味だが豊満な質量の胸を私の顔に押しつけてくる。

「しまいでぐれ」


? 何をしてくれって言ったんだろう?

揉むのかな?

そっと右手を伸ばし、胸を掴む。

思ったよりずいぶん柔らかい。


「んふぅ~」


溜め息交じりの女将の息が私の鼻腔をさらに刺激する。


女将は乳をもまれながら、体をすこしねじって、私の浴衣をおろし始める。

パンツの上から硬くなった性器を手で撫でるように上下にさすってくる。


女将の手の下で、性器はびくんびくんと反応し始める。


「こらで、こんな元気なったねが。風呂で小糸さんだしてがら時間たってねってのに」

女将は甘えるように私の胸に顔を埋めるように、右手だけは休めずにパンツの上から愛撫を続ける。

私も、胸を揉み続け、熱がどんどん上がってくる。


女将は私のはだけた胸の上に唇をあて、滑るように乳首を探している。

やがて目的のものを見つけ、執拗な愛撫をしていく。


凄い快感だ。

性器はさらに硬くなっていく。


胸の上を顔ごと滑っていく女将の顔を上げさせ、キスをする。

先程まで執拗に私の乳首を吸い続けていたその艶めかしい舌が唾液たっぷりに私の口の中に入り込んでくる。


そして、同時に、パンツを愛撫していた右手はパンツを脱がせ始める。

意思がある生き物のように動く指先は私の性器に直接触れ始める。

既に、包皮の先端から、相当な量の先走り液が流れ出している。


その先走りを指先に絡めながら、より滑らかになった指は、

亀頭のあたりから根元に向かって、とても厭らしいストロークを始め出す。

唇を重ね、激しくお互いを吸い合えば、女将の右手にもそれが伝線し、ストロークに力が加わる。


私も我慢できず、自分の右手を女将の股の間へと滑り込ませる。

深い陰毛をかきわけてさらに奥へと進むと、異常なほどの体温とびちょびちょになった

女の花芯が指に吸いつくように絡みつく。


こんなに興奮したペッティングなど経験したことがない。

強く舌を絡ませながら、女将の興奮の鼻息がこちらに強くあたるたびに

東北女性の愛欲の深さを感じさせられる。

女将はゆっくりと、しかしねちっこい手首のスナップで驚くほどのストロークを繰り出す。

指先と性器が触れ合い、ねちょねちょと淫靡な音が聞こえてくる。

こちらも負けじと、女将の熱い肉壺の中に指を2本入れ、奥の方で天井に向けてごりごりとこするような

動きをすると、とんでもなく甘い声で感じ始める。


「んン~ぁぁ… ぅはン… ああン!」


私の息もハアハアと荒くなってきた。

女将の指先の刺激に、もういくらも耐えられない。


それを悟ったかのように、女将の指先の動きは早くなっていく。

皮の先端をつまみ、きゅっと亀頭を露出させては素早くもとに戻す。


「あっ あっ あっ お、女将さん、もう・・・!!」


「ウン、いっぺん出しまっで。ホラ遠慮せえで。ホラ、ホラ、ええが?ええが?」

女将のいやらしいイントネーションのかすれ声が脳髄に電流を流していく。


「あっ!うっ い…くっ」


びゅるん びゅるん びゅばびゅばっ

ぴゅっ ぴゅーっ ぴゅーっ


脳から腰、尾?骨にかけて物凄い快感が奔る。

射精のピーク時に、女将の指は一番適度で絶妙な動きで皮剥きを繰り返してくれる。

そのタイミングの良さに、精液は物凄い勢いで女将の手のひらからはだけた太股、へそに向かって

何度も水鉄砲のような弾丸となって打ち続ける。

凄い射精だった。

そしてこの女将のツボを心得た手さばき。


私はのけぞるほどに気持ちが良く、射精時にはすっかり女将の股間のことなど忘れていた。

ガクガクと震える腰、ビクンビクンと脈打つ性器。

亀頭を丸見えにされ、最後の一滴まで絞り取っていく女将。

顔を近づけ今度はそのままあの艶やかな唇の中に包まれた。


射精直後で敏感になっていた亀頭はとても変な感覚で痛むずがゆく、

女将の舌によって綺麗にされていく。

そしてちゅうちゅうと残りの精液を吸いとってくれるかのような感覚。


しばらくはぐったりとしていた。

女将も私の胸に顔を傾け、少しうっとりして静かな時間を過ごした。


片手で女将の頭を抱き、もう片方の手は何気なく女将の尻に廻っては悪戯をし始める。

女将の尻のほうから性器へむかって指を這わせると、先程のまま、女将も相当に濡れているのがわかる。


愛液まみれのびらびらを指で弄ぶと女将は腰をひねってむずむずとした欲求不満の舞を始める。

「んン~ あん… はン… やげん…」

時折出る意味不明な方言の語尾に、何故か異常に性的興奮を高められてしまう。


女将はふたたび右手の指先でこちらの性器を弄び、再度の復活を促す。


「シマさん… まだいげるが? 今度はあたしのビッタコ、えごうにしてな」


ビッタコ!?


そう呼ぶのか、この地方では。


「女将さんのビッダコ、凄いべちょべちょに濡れてるもんね…」


そう耳元で囁くと


「やんだ!恥ずかスぃ!なぁすごすだ!」


顔を胸の中に埋めるようにしてくる。

この女将も女なんだ、と、とても可愛くみえてくる。


そして先程射精した私の性器も、復活を始めてきた。

女将の上に乗りかかり、乳首を中心に舐めまくる。

女将は股を大きく開いて、両足でぎゅうぎゅうと私の尻を締めつけてくる。

腰がぐいぐいと何かを求めるようにタテの動きになっている。


今や掛け布団は完全に引っ剥がされ、汗まみれになった二人の肢体が

熱い湯気を出すように縺れ合っている。


女将はだんだんと声のトーンを上げていく。

乳房を強く吸われるたびに


「あう おう ああう! ひああん!」


と泣くような声を出し始める。

大胆になっていく自分自身の喘ぎ声に、さらに興奮しているようだ。


いよいよ女将のビッダコに挿入。


女将が私の性器を掴んで、優しくエスコートしてくれる。


「がもこ、顔出とるやね?」


確認するように皮を全開に剥く動きをする。

しかし、私は元来皮をかぶったままで自慰をすることに慣れていたので

できれば挿入時も皮かぶりのままでいたいのだ。

相手の膣内に侵入する時にその抵抗で皮が剥けて行く時のあの気持ちよさがたまらないのだ。


女将には内緒で、一度全部剥かれた皮を挿入直前でそっと全部戻した。

亀頭まで完全に覆われた皮の状態で女将の花芯の入り口に先端をあてがう。


「入れるよ…」

「そっど、な、そっど…」


ゆっくりと腰を入れる。


「んふぅ~ん…」

とこれ以上ない甘い声で女将が迎える。


にゅるり


と愛液まみれの肉壺の中に侵入しながら、膣の無数の襞の中でふたたび包皮が剥かれていく。

このなんともいえぬいやらしさ。

そして女将のこのスケベな肉壺の熱さ。


ゆっくりと、ゆっくりと押し入れる。

完全に包皮が剥かれ、亀頭が丸出しになった時には、一番深度の深いところまで

性器が到達していた。

わずかに、亀頭の先端が何かに当たる時がある。

その時には女将はビクンと腰を揺らせる。


どちらともなく、腰の動きを開始していく。


ぬちゅ

にちゅ

にゅちゅ

にゅぷ


と濡れた淫靡な音がふたりの結合部から絶え間なく聞こえ出す。


女将はもっと早いストロークを欲しがっている。

私の動きがものたりないのだろう。

狂ったように自らの腰を突き動かす。


「ああっ ああっ えん! えん! ビッダコ、ええ!」

「あっ あっ 気持ちいい!女将さん、気持ちいいのか?ビッダコいいのか?」

「おっ おっ かはっ! あうっ! いやっ!」


粗暴な荒息を交換しながら、腰のギアがだんだんと高まっていく。

女将の肉壺はきゅうきゅうと締めつけ、これが二人の子供を産んだ器なのかと驚くほどの締り具合だ。


たまらない。

イきそうになってきた。


と、女将のほうも

「あああっ もっど! もっど! ホラ! ぐる! ぐる!」

どんどん上昇気流にのっていく。


「あっ あっ あっ シ シマさ! そ、そんなに動かすど、え、えぐっ えぐっ!」

「あああああっ 女将さん、また、またイきそうだ」

「あふっ んぐっ ダメだ! シマさん! がもこ抜いで!中はあげんと!」

「あっ! あっ! 気持ちいいっ! ダメっ イクっ!」

「いがね! なっ あっ! エグッ! えぐっ ビッタコ、いいっ!」


「あああああああっ!」


中出しはダメと女将は必死で拒否しているが、逆にそれが興奮を異常に高めてしまう。

腰の動きも制御不能になった私は、天国へのアクセルをいっぱいに開く。


背骨から腰へと、強い電流が龍のように走り抜ける。

性器の先端から、第三波とは思えぬほどの激流が放出される。


強く

強く


これ以上ないほどに腰を奥底へ突き破るように入れ込む。

性器から噴出噴され続ける欲望の塊がすぐ前に立ちはだかっている肉の壁のようなものに打ち続けられる。

その肉壁の中心部はやや窪んでいるような感じで、

亀頭を極限まで突きたてる折に、わずかに窪みのようなものに少し入るような感覚がある。

その窪みに向かって何度となく熱い精液が叩きつけられていく。

おそらくは女将の子宮だろう。

このままでは女将を妊娠させるかもしれないというイメージが

過剰に性的興奮を高め続ける。


女将もまた、そのタイミングで絶頂を迎えていた。

僅かに残った理性が私の礼儀知らずな行為を拒否しながらも

体は、肉欲は私を、男を芯から望んでいる。

女将の腰はその強烈な愛欲を延々とアピールし続けていた。


やがて最後の最後まで女将の奥深い場所で出し切り、繋がったそのままで

ずっと抱き合っていた。


女将も満足したらしく、私を抱きながら放心状態であった。

ふたりとも、いつのまにか寝てしまっていた。


朝、少し肌寒い中で目覚めると、

既に女将は帰ってしまっていた。


しかし昨夜のあの壮絶な性の残り香がはっきりと残っていた。

ふたりのなんともいえないあの性の匂いが部屋中に充満していた。


枕元には、あの後、女将が自分の性器や私の性器を綺麗にしてくれた痕跡が残っていた。

便所から持ってきたと思われる厚手のちり紙が無数に淫液を吸い、

丸まって散らばっていた。


朝ごはんをまた母屋で食べるのだろうか…

朝ごはんは辞退したかった。

昨夜、言い訳もできないほどに女将と交わり続け、

どういう顔をして母屋の人と朝ごはんを一緒に食べろと言うのだろう…


私は布団をかぶって寝過ごした振りをすることにした。


というより、もうひと眠りしたかった。

本当にくたびれていたのだ。



【終り】
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