Vol.68  ミチンとの青春#2~天の川を越えて~    written by  ペグ葉山

初めての女性とのキスに、俺は意識がほとんど飛びそうになっていた。

震える肩。

ミチンの最初冷たく、しかし舌を交換するほどに温度を高めてくる唇。

とろけそうなディープキスは延々と続く。


ミチンの少し苦しそうな息遣いがこの上なくセクシーで、俺はそのままの状態で意識が遠くなっていきそうだった。

夜の闇にまぎれてきつく抱擁をし合う。


いつまでもそんな永遠の甘い時間が続いた。


家に帰ったのは明け方だったと思う。

明るくなるまで車の中でミチンと抱きしめ合って、そのままいろんな話をしていた。

お互いの顔はほとんど見ずに、頬をくっつけあっていた。

そのうちミチンの顔が見たくなって、顔の位置を真正面に向けると

すぐにまたキスをしてしまう。

そして抱擁の繰り返し。

ミチンと完全に恋に墜ちてしまったのだった。


その日は日曜で、昼過ぎまで寝ていた。

遅い飯を食べてから、セブンスターカスタムライトを1本出し、火を付け、またミチンの事を思い出す。

今日はミチンは午後から何かのセミナーを受けに行くと言っていた。

電話で話がしたい。

昨日の今日だから、さすがに会わない方がいいって思ったけど

時間が経つにつれ、ミチンと話がしたくなってくる。


しかしミチンはもう外に出かけてしまっている。

その頃、携帯電話など無かったからメールで恋人に挨拶を打つことだってあり得ない。

ポケベルすら無い時代だったのだ。


夜、電話してみよう。

それまでの間、ひとり悶々とする時間も苦痛だったので

午後からぶらりと外に出ることにした。


宿チンに電話してみた。

ヤツも起きたばかりで、近所のサ店でお茶を飲もうということになった。

宿チンは昨夜の俺達の事を事情聴取したがっていた。


サ店で宿と落ちあい、コーヒーを頼んで、だらだらと話していた。

宿チンは昨夜の事を遠慮なく聞いてきた。


「ヤったん?ヤったん?」

と中学生のように身を乗り出してくる。


「な訳ねーべが。昨日会ったばっかだで」

「でもほぼ一晩一緒やったんやろ?何もやってねー訳ねーべが!?」

「ん、まあ、最初のご挨拶程度には、な。」

「B?」

「そこまでいかんわ」

「じゃA?」

「そんなとこや。もおえーやん」

「付き合うんか?」

「んーそうなー… まだわからんな…」

と少しもったいぶって答える。


余裕の表情だがその裏では、今すぐにもミチンとキスをしたがっている自分。

「宿チンこそあの後輩とはほんになんもないんか?」

「ないって。あれ以来会ってないし」

「フラれたか」

煙草に火をつけながら「お見通し目線」でそう伺うと

宿公は虚勢を張って

「アホ そーゆーう問題やないわ。そもそもわしの好みやないがな」

と必死だ。

それ以上突っ込むのも可愛そうな気がした。

今の俺の幸せも一緒に逃してしまうような気もして。

だからそれ以上追及しなかった。

宿もそれとなく話題を変え、車のパーツや、仲間のヤツの噂話に流れて行った。


何もすることもない二人で、とめどなくくだらない話に花を咲かせたあと、

ぼちぼち解散した。

夕方4時半。


まだ夜までには時間があった。

サ店を出て宿公と別れ、本町の書店にぶらりと入って車雑誌を立ち読みしていた。

「特攻の拓」3巻が発売されていたので買って帰った。

高校時代から少年マガジンだけは毎週買っていた。

高校生の暴走族の抗争を描いた「特攻(ぶっこみ)の拓」はとにかく楽しみだった。

主人公が高校デビューのケンカもしたことない弱いっちいダサ坊だけど、

何故か不思議な魅力で周りの不良少年達に溶け込んで行く、そのストーリーが

一度読み始めるとクセになってしまう魔力を感じていた。

周りの不良少年達もキャラがたっていて、皆魅力的だった。

自分自身、中学・高校と、これといってグレた訳でもなく、割とどこにでもいるタイプの学生だったこともあって

この漫画の主人公・拓に共感し、感情移入してしまっていたのかもしれない。

家に帰ってポテチを食べながら「特攻の拓」3巻をあっという間に読み切り、

それから少し昼寝(夕寝)をした。


その時におかしな夢を見た。

「特攻の拓」の主人公である浅川 拓の通う「ランコー」に俺も何故か通っていて、

拓が仲間になっている「爆音小僧」に入りたかったけど、今の週末の遊び仲間のチームに所属していると言う事がバラされて

爆音のみんなに目をつけられ、ひとり不安を抱えていた。

さらに「爆音小僧」の天敵である「魍魎」に新田先輩が入っていて、事態は余計に深刻になっていくという

奇妙な夢であった。

新田先輩は既に「魍魎」ではナンバー2の存在となっており、とても怖いキャラである一条武丸とタメ口で

一歩も引いていないようだった。

やっぱ先輩はすげえ、って思ってた。

その新田先輩が、魍魎の集会で、敵対する爆音小僧の7代目頭である「マー坊」の幼馴染みの

晶(あきら・女子)を誘ってさらに彼女に手を出してしまったことから、大抗争に発展していくという

とんでもない事態になってしまった。

俺は新田先輩が自分の会社の先輩だってマー坊に言えないままに

拓に相談しようとしてずっと校内を探すのだが、見つかったのはミカンで、

彼女は先輩の事を知って自殺しようとした。

俺が必死で止めたけど、自殺未遂に終わったミカンは黙ってどこかへ行ってしまって

それがなんだかとても不安で寂しくって悲しくって、なんとも言えない気持ちで目を覚ましたのだった。


おかしな夢だった。

時計を見ると6時前だった。


家では夕食の準備ができていて、台所に行ってみると

肉じゃがとピーマンの炒め物が出来ていた。

母親に

「適当に食べてな」

と声をかけられ、その場でご飯を盛り、父親と妹の圭子がまだ来てなかったけど

ひとり先に夕食を済ませた。

その間も母親は台所仕事をしていた。

「アンタ最近週末はいっつもおらんね。昨夜も帰らんと」

と言われたので

「んー?ああ、仕事仲間とのつきあいでなー」

と適当に答えると母親は

「まったく。あんま無茶なことはせんでや」

「おお。大丈夫だって。」

いくつになっても母親は俺の事を小学生くらいに扱っている。

母親ってのはそういうもんなんだろうか。


夕飯を食べ終え、シャワーをして部屋に上がる。

ラジカセをかける。

最近のお気に入りのテープは女性ボーカルものの編集したやつだった。

ヒットしてるBELIEVE IN LOVE、プリプリのジュリアンなど最近のものから

レベッカにZARD、渡辺美里、今井美紀などの以前のヒットシングルがランダムに入っていた。


レベッカの「ラズベリードリーム」を聞くと、昨夜ミチンと会ったばかりで、何を話していいのかもわからないほどに

舞いあがって緊張したあの瞬間が一気に蘇ってきた。

そしてその後の甘くとろけるような長い時間をかけたキス。

胸が締め付けられる。


さらにレベッカの「ブロンド・ザウルス」の始まりのあの地を揺るがすようなヘヴィなベース。

その重厚感溢れる音は機械っぽかったけど何故かこちらのハートを押しつぶしてくるような音。

一体あのベース?の音ってどうやって作られるんだろう?

どんな奴が作ったんだろう?

そんな事を思いながらも、結局はミチンの事を考えている自分。

煙草を吸いながら昨夜の事を焦点の合わない目で思い出していた。


ミチンの事ばかり考えて悶々と過ごした数時間はとても長かった。

下から母親が呼ぶ声がする。


「なに!?」

と部屋から怒鳴るような声で返すと

「電話!小野さんだって」


「えっ!?」


心臓が爆発しそうになった。

なんでこんなに早い時間に?

帰ってくるのは9時は過ぎるって確か…


思わぬ幸せが舞いおりて

俺は全力ダッシュで転げ落ちそうになりながら階段を走り降りた。


電話を引き寄せ、親達からできるだけ遠くに離し(といっても1メートルも伸びたかどうか…)

慌てるように

「もしもし」

電話口の向こうからは女神の声で

「もしもし おった?」


おるもおらんもずっとお前の事だけ考え続けてた!


「うん、ずっとおったよ。もう終わったの?」

「うん、結構早く終わって。今から帰るとこ」

「巌谷橋なの?」

「うん。今夜って時間ある・・・」


俺は歓喜した。

仮に予定があっても、全部キャンセルして会うにきまってる。


「あるよ。ヒマだったもん!」

「あと40分で近くまで行けると思うから、駅前のドムドムで待ち合わせできん?」

「おお、オッケー。ドムドムな。なんも食べてないの?」

「うんお腹空いた~!!ペグは?」

「夕方に食ったけど、まだ入るで」

「あはは!マジで?じゃ、後でね」

「おう」


体も心も軽快だった。

毎回憂鬱な日曜日の夜にこんな気持ちになるなんて初めてのことだった。

俺にとっては、土曜日の夜以上だったかもしれない。


興奮して着替え、可能な限り気が付く範囲でおめかしらしきものをして

ロケットのように駅前に車を飛ばした。

うちから15分もかからない。

駅前のドムドムというのはハンバーガー屋で、

当時、ドムドムバーガーは一番好きなバーガーだった。

モスやマックより、俺らの地域はドムドムだった。

約束の10分前にドムドムに到着し、待ち合わせだからと言って何も注文せずに

二人用の席を確保。

煙草を吸いながらワクワクしてミチンを待つ。


周囲は光の洪水に見えた。

車のライトも店のネオンも、天国のような場所に思えた。


やがて店にミチンが入ってきた。

白の麻の目の荒いサマーニットにジーンズ、

大き目のショルダーバッグを持っていた。

手を振ると、ミチンは俺に気が付き、小走りで席までやってきた。

もう何日も会ってないような、そんな感覚だった。

しかし数十時間ぽっちの再会に俺もミチンも心が躍っていた。


注文をするのも忘れ、しばらくあれこれと話をしていた。

結局ふたりともドムドムバーガーとコーラ、ポテトを頼んで

尚おしゃべりタイムを続け、店を出たのは2時間近く経っていた。

それでもふたりはすぐに別れられない。


今日の昼に立ちよった書店の駐車場にミチンの車を置いて、

俺の車に乗せてショートドライブをすることになった。


近くの海岸沿いを走った。

窓から入り込んでくる夏の初めの潮風がなんともいえず心地よかった。

ミチンは今日も魅力的だ。

サマーニットの白と濃い栗色の髪が俺をノックアウトしそうだった。

海岸沿いの展望台に寄り駐車スペースに車を停めたまま

俺達はすぐに抱き合った。

そして昨夜の続きを求めあうように強くキスを交わし合う。

心は一瞬でも離れる事は無かったのだと証明するようにお互いを離さない。


「今日は七夕さんだよペグ」

「え?そうだっけ?」

「そうやん!もう!」

とミチンは両手で俺の頬を包む。

じっと俺を見つめて

「私達、彦星と織姫より幸せだよね」

「なんで?」

「あの人ら、年1しか会えないやん」

「あー、そうか。そういやそうだね。俺ら2日連ちゃんやもんな」

ミチンが本当に幸せそうに微笑む。

「ミチンは年に1回くらいがええの?」

「イヤ!」

とミチンはしがみついてきた。


ミチンを心から好きだと思ったし、心から抱きたかった。

ミチンが欲しかった。

これで別れ、家に帰って明日仕事だなんて到底できなかった。

ミチンも同じ気持ちだったろう。


ミチンと抱き合っているうちに勃起してきた。

いや、実をいえばずっと勃起しっぱなしだった。

今夜、ミチンと裸で抱き合いたかった。

耳元でミチンに囁いた。

「なぁ… ミ、ミチンのこと、抱きたい…」

「…」

ミチンは抱擁したまま、何も言わない。

「…ダメか?」


「ダメじゃないけど… まだすぐには…」

「いつなら…」

「わからないけど…」

と言いながらミチンは俺にキスしてきた。

俺もキスで誤魔化されているのは解っているけど

それでもこの気持ちを抑え難い。


ミチンの胸にそっと手を重ねる。

ミチンはビクン!としたけど、俺の手の上からそっと自分の手も重ねてくる。

胸に触るのは受け入れてくれたしるしだろう。

俺は興奮しながらミチンの胸を手のひらで撫でまわし、掴んで行く。

そしてぎこちなく揉んでみる。


これが女の胸…

なんて柔らかくて弾力があるんだろう。

ブラはしているのだが、その肉体のさわり心地と温度はハッキリと伝わってくる。

ミチンは揉まれている内にかすかに呻き声を上げ始めている。

それがたまらなく可愛い。

そして俺にしてみればそれ以上に興奮してしまう。

ジーンズの股間の部分がパンパンに張ってしまっている。

我慢ができない。

サマーニットとその下に来ているブラウスの下から手をまわし、直接触ろうとした。


「あっ ダメ!」


ミチンは慌てて俺の手を食い止めようとする。

しかし俺は止まらない。

直接ブラを触り、ブラをよけながらその奥のリアルな感触を探す。

ミチンの乳房を直接掴む。

乳首と思われる場所に指が触れ、指でそこもまさぐる。

マシュマロのようにやわらかく、もっちりとした感触。

爽やかな汗の匂いがミチンの首筋から漂ってくる。

拒んでいたミチンはさらに感じ始め、

俺はもうとてつもなく興奮していた。

「ミチン、もう俺、我慢できない… な、ここで。。。」

「あっ ダメ… 今日は絶対ダメ。ね、わかって、ペグ。」

「どうして?俺のこともわかってよ…俺、もう…」

「今日は出来ないの、お願い。でも、ペグには…」

「なに?」

「ペグには… その」

なかなかミチンは切り出せない感じで言いづらそうだった。

「俺には… なに?」

「…てあげるから…」

とやっと聞き取れるほどの声でそう言った。

俺はミチンが何かをしてくれるということが解ったけど、

よく聞き取れなかった。

しばらく二人の間には沈黙が流れる。


黙ってミチンが俺のベルトに手を伸ばしてきた。

「…してあげるから…それで 今夜は終り… ね?」

俺はミチンの意図がやっとわかった。

そしてさらに興奮した。


ミチンは俺のベルトをはずし、チャックをずらした。

俺は興奮の真っただ中、ミチンの動作をじっと見下ろしていた。

ジーンズをずらすとき、俺も腰を浮かせて協力した。

トランクスの中央部は物凄いテントを張っていた。

ミチンは恥ずかしそうに、テントを手で触った。


ビクン!

と快感が奔る。


トランクスの生地ごしにミチンの指でつかまれ、

ゆっくりと上下運動が始まった。


「ああっ」


と俺は思わず声を上げてしまった。

ミチンは黙って俺の左肩に頭を寄せて、右手でトランクスのテントを刺激し続けた。

俺はたまらなくなって、トランクスをおろしにかかった。

「エ?ウソ?大丈夫?ひとに見られちゃわない?」

とミチンが心配そうに言う。

もはや俺にはそんな事などなにも気にならなかった。

「直接ミチンの手で触ってもらいたい…」

と俺は腰を再び浮かせ、トランクスをずりおろした。


カチンコチンに堅くなっているペニスがミチンの前にそそり立った。

俺は結構恥ずかしかったけど、性的興奮には勝てなかったのだった。

ミチンはそれをしばらく見て


「いやだ… 凄い… コレ…」


と言っていたが、やがて先程のように指で先端をつまみ、

「じゃ、じゃあ、いくよ?」

と言いながら皮を剥き始める。


カリの部分まで皮を剥き下ろすと、亀頭から先走り液が溢れ出てきた。

凄く気持ち良かった。

自分でするのとは訳が違う。

ミチンが恥ずかしそうに、やさしく俺のペニスの皮を刺激してくれている。


カリの部分まで下してしばらく亀頭を眺め、そしてまた皮を全部戻していく。

その動きをゆっくりと繰り返していくうちに、流れ出ている先走り液が

潤滑油の役割を果たし、にゅるにゅるとスムーズな上下運動を可能にさせ始めていく。

俺はそのあまりの快感に、もうすぐに発射しそうになっていた。

息がだんだん荒くなっていく。

しかし、あの、最後に出てくる液体をミチンに見られるのはとても恥ずかしかった。

出来ればそれは見られたくはないのだが、かといってこのまま終了出来る訳も無い。

だんだんとミチンの指の動きは早くなっていく。


「あっ! あっ! あっ!」


ついミチンのリズムに合わせ、腰が動き、声を出してしまう。

ミチンはそれが近いのがわかったらしく

一気にスパートに入った。


「いいよ、このまま出して。」


と右手でペニスをしごき、射精で周囲が汚れないように、左手を亀頭の上に覆いかぶせるようにした。


腰に電流が奔った。

もう出てしまう。

「あっ み、ミチン、出る、出るっ」

「いいよ!出して!」

ミチンの指運動がマックスになったとき、

覆い被せた左の手のひらに向かって、大量の欲望を放出してしまう。


「ああああっ!!!」


どぴゅどぴゅどぴゅう

びゅびゅびゅにゅっ

ぴゅっ

ぴゅっ

ぴゅーっ


「あーっ 凄い!いっぱい出てる!」

そう言いながらもミチンは指の運動を続け、片手で亀頭から連射される液体を受け続ける。

ミチンの手の平に打ちつけられる精液は跳ね返り、俺のペニスやそれをしごき続けるミチンの手にべっとりと

付着していく。

物凄い快感で腰も一緒に動き、最後の一滴まで丁寧にミチンは絞りあげるように皮をぎゅっとつまみ、

出してくれる。


俺は頭が空っぽになるほどの放心状態でミチンのぬちゃぬちゃになった手で最後の奉仕を受ける。

精液でどろどろになった俺のペニスをこれまた精液まみれになったミチンの手がぬちょぬちょと刺激し続ける。

俺はまもなく、射精後の敏感なペニスを刺激され続け、腰を引き

「あっ ミチン… もう… もういいから」

と慌てて後部座席のティッシュを取り出し、ミチンの手に乗せてやる。

ミチンは

「ありがとう」

といってティッシュを5枚、6枚と自分の手はそこそこに俺のペニスを拭いてくれる。

「ミチン…気持ち良かった…」

「うん…よかったね…」


と言いながらミチンは丁寧に拭き続けてくれた。


車内は俺の放った青臭い精液の匂いで充満していた。

その後車から出て、ふたりで海岸まで歩いていき、砂浜に並んで座って

ずっと一緒に星を見ていた。


その夜もなかなか離れられなかった。

きっと明日も、会いたくなるだろう。

ミチンは毎日でも会ってくれるかな?

来週くらいはミチンを抱けるのかな?


そんな事ばかりを考えていた。


7月7日の日付も変わろうとしているその夜、

地上に降りた彦星と織姫は青い天の川を超えて、連日で思いを遂げたのであった。



【続く】
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