司馬遼太郎の「翔ぶが如く」を読んでいて、私が小学校に上る前(今から50年以上前に)西南戦争末期に西郷隆盛が籠もった洞窟に行ったことがあるのを思い出した。
自分の頭の中にあった洞窟がほぼ同じだった。人って自分とは直接関係ないことが記憶の断片として残っていることがあるんだね
西南戦争について読むまで大したことは知っていなかったが、万の単位の薩兵をなんの戦略も持たずに突進に次ぐ突進で全滅させたというのはこれほどの規模の戦で類がないのではないか
とにかく現代とは死生観が違いすぎる。
戦・戦争のお約束は、「死にたくない」ではないのか
西南戦争で薩軍が勝っていたら時代が逆戻りして日本の近代化は大きく遅れただろう
正直、最後まで西郷隆盛という人を理解できなかった
興味は大久保利通の方にわいた
やはり悪役の中に真実はある