電脳卸のSTMXを10月末日閉店した。
事実上半年前から全商品を在庫切れ表示して販売していなかったので直接的な影響は全くないが正直なところもっと早く閉めた方が良かった。
電脳卸とは・・・(電脳卸のサイトから引用)
日本初めての通販特化型のアフィリエイトプログラム とある。
アフィリエイトプログラムは別名を成果報酬型広告といいます。あなたのショップの商品を電脳卸に登録していただくと、約13万のアフィリエイターがモバイル・PCユーザに向けて商品をご紹介。
そこから購買が発生した場合のみ売上の一部を報酬(広告費)としてお支払いいただくという仕組みです。
つまり、電脳卸の卸会員となり、電脳卸の運営するSTMXというショッピングモールに出店し、アフィリエイターのサイトを通じて買い物をしてもらうと卸会員が報酬(広告費)をアフィリエイターに支払うというものだ
電脳卸が弊社が出店した当時、他のアフィリエイト運営会社と違ったところは今では当たり前になったが、「商品画像」を仕入れるという考え方だ。あの頃はバナーを貼ってサイトに誘導し、クリック課金か売り上げ課金のどちらかがほとんどで商品画像を仕入れるという考え方は斬新であった。
電脳卸の卸会員は本日現在486店であるが弊社は100店を少し越えたあたりで出店したのでそれ自体は早いほうだといえる。
随分前に東京で初めてのセミナーを開いたときも参加して(なぜかわからないが場所が蒲田)当時20代だった社長さんとも挨拶させていただいた。
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有名なデータ消失事件が起きてもやめなかったのは、彼らに明るい未来の可能性を感じていたからかもしれない。
商人として一応、つばはつけておかないといけないし。
ただここ数年のさまざまなシステムの変更には納得できなかった
楽天出店企業のデータ流出事件以後、楽天が自社系列のカード会社しか利用できなくなった。
その後電脳卸も同様に自社指定のカード会社しか利用できなくなった。
(ヤフーは現在でも自社契約のカード会社を利用できる)
しかしこれがかなりの料率であり、自社契約のカード料率に比べても割に合わないものだった。
そしてポイントシステムが導入された。
私はこのときの電脳卸のやり方を見て閉店を決意しポイント課金されて早々に在庫切れ表示をして事実上の閉店とした。
普通は(ヤフーの場合を例にとると)ポイントシステムを導入するとき、かなり前から告知をして更に導入後も一定期間はヤフーが課金分を負担し、それなりの時間経過後に出店企業が支払う形となった。
これが普通であろう.
このときの電脳卸はメール1本送ってきて、たいした期間もとらずにいきなり加盟店負担で開始した。
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電脳卸は本当におもしろい会社だと思うので閉店はしたくはなかったがいい手法だから(加盟店にとって得があるから)とそれなりの周知期間もとらずに採用していったら加盟店はついていけない。
実際のところ、卸会員数も頭打ちのようだし、STMXにしてもショッピングモールとしては相当貧弱だ。
以前電脳卸の方と電話で話したのだが、その時わたしは「電脳卸はショッピングモール運営会社である。
そう思ってやっていかないと楽天のようにすべてのカテゴリーにお店を網羅できないしお客が集まらない」と言った。
アフィリエイト事業は楽天でもヤフーでもやっている。ショッピングモールとしての魅力がなければ出店企業は増えないだろう。
だから成功報酬が高い健康食品・ダイエット系ばかりのショッピングモールとなっている。
というよりもショッピングモールとして機能していない。
データ消失事件のあと、楽しみだった社長日記にも批判が集まりやめてしまったあたりから普通の会社を目指すようになったんじゃないかな。
(たぶん前後して株式の上場も視野に入ってきたのかもしれない)
これからもとんがっていってください。