朝日新聞デジタルから
(引用始め)楽天は11月から、自社のネット通販サイトの価格を「送料込み」の表示に統一していく方針を固めた。「支払う総額がわかりにくい」といった客の声に応える形だが、加盟店から徴収する「手数料」を増やすねらいもある。
楽天の通販はモール(商店街)型と呼ばれ、約4万の業者が楽天のサイトに「お店」を出して物を売っている。楽天は各店から商品代金の2~6.5%の手数料を徴収して稼ぐ仕組みだ。
11月からは店側に「送料込み」の表示を要請する。同時に、これまでは手数料の算定対象にしていなかった送料部分も対象にする。送料は通常、購入者がいったん店側に支払い、そこから宅配業者などに支払われる仕組みだ。(引用終わり)
アマゾンに相当やられてるのかもしれませんね
ただプラットフォームが出来上がってから上のように大幅変更するのは出店者にとっては、
大変迷惑な事だと思います
アマゾンと根本的に違うのは、アマゾンは自身でモノを売っている販売業者であり、楽天はショッピングモールの大家さんだということ
アマゾンにマーケットプレイスがあります。これはショッピングモールではありません。
アマゾンの立場としては、
「俺んとこより安く売れる商品持ってるならうちの店先で売って良いよ」
あるいは、
「俺が扱ってない商品あるんだったらうちの店先で売って良いよ」
って感じです。
これはお客さんの方を向いて商売してますよね。
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楽天はというと、楽天市場の流通総額は1兆円を超えているそうです(すげ~~)
送料分に課金していったいいくらになるのか見当がつきませんがその資金で物流網を整備するとのことです
これっていつか楽天がショッピングモールである時代に終わりが来るのかもしれませんね
楽天ブックスを持っている
ケンコーコムを買収しドラッグストア関連を押さえた
とくればどこかの家電量販店を買収すれば曲がりなりにもアマゾンそっくりの販売業者になることが出来ます
そうすれば価格を「送料込み」の表示に統一することで、
安い順番で検索をかけたときに、
自社グループが一番上に表示されるようになるのではないでしょうか
結局のところ、価格を握るには物流網の整備と自社扱いが最重要ということではないでしょうか。所詮テナント業者に対して価格指示までできませんしね