10年近く前に小さな選挙の選対責任者に聞いた話を思い出した。
本人も元市議だった人。
ちょっとうろ覚えのところがあるがお許しを。
ある小さな町か村での選挙。たぶん村かな?
当選10名に対して11人が立候補。
(この数字は正確ではない。とにかく落選1名の選挙)
つまり1人が負けて残り10人は当選という選挙。
この選挙で意外なことが起こった。
圧倒的に有利な現職の村長が得票数たった1票で落選。
この村長には奥さんがいた。
なので最低でも本人と奥さんの2票が入らないとおかしい。
奥さんが裏切って他に投票したのではと疑われた。
後にこれがいさかいの元となり夫婦は離婚。
事実はこうだった。
村長に投票したのは奥さんの1票だけだった!
村長は自分が落選することはないとタカをくくり(11分の1ですから)
自分の知り合いに投票。
その他の有権者も村長は安泰だからと次善の候補者に投票した。
その結果がまさかの1票だけとなった。
この話は選挙の上滑り(楽勝気分)がいかに危険であるかの戒めとして話された。
これは選挙関係者なら知らなければおかしいようなホントの話だそうです
実際この時の選挙が上位当選確実と候補者も予想していたところ下から数えた方が早い順位での当選と相成りました。