国境なき医師団からのレポートが届く 2011年12月号

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国境なき医師団からのレポートが届く 2011年12月号
国境なき医師団からレポートが届く

今回のレポートで目を引いたのが、「薬が消える? シャーガス病の危機」と題するものでした。

今まで一度も聞いたこともない病気です。

この病気は中南米諸国を中心に約1000万人が感染し、毎年1万人以上が死亡しているという病気だそうです
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クルーズ・トリパノソーマという原虫をサシガメという(見た目かめむし)虫が媒介します。

そのサシガメがわらぶき屋根や煉瓦のすき間などに潜み、夜間に人を噛んで血を吸うのだそうです。

サシガメがかみ傷の周囲に残したフンから原虫が血液に入り込んで寄生します
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自覚症状のないまま壮年期に突然死するケースが多いそうです

何が問題かというと。。。

貧困層の住民がかかりやすい病気であるため製薬業界が研究開発に全くやる気がないこと。

つまり儲からない病気に研究費をかけないということです

現在大手製薬会社が製造技術をブラジルの公立研究所に譲渡しましたが製造は進まず今年で在庫切れになるそうです

その薬にしても40年以上前に開発されたものでこの病気を対象とした薬ではないそうです

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