本書「天才 Audible Logo Audible版 – 完全版」石原 慎太郎 (著), 原田 晃 (ナレーション)は、
一人称、田中角栄のひとり語りで進んでいく。これがまたリアル感があって良い。
最期は哀れだ。権力というのは一度手に入れてしまうと離せないものなのか。
竹下登が台頭してきた時、その流れは止められないのだから禅譲できなかったのか?
その当時の勢力を冷静に判断したならあと10年雑巾がけしろとはならないだろう
きっと全盛期の判断力からは相当落ちていたに違いない。
同様のことはロシアのプーチン大統領にもいえる。
西側諸国はロシアに攻め込む口実をロシア側に作らせてプーチン政権を打倒することを考えていないのか。
プーチン政権を倒し西側諸国の傀儡政権を作れば原油やガスの安定供給が約束される
ロシアのウクライナ侵攻から大きく世界が動くと予想する
高等小学校卒ながら類まれな金銭感覚と人心掌握術を武器に年若くして政界の要職を歴任。ついには日本列島改造論を引っ提げて総理大臣にまで伸し上がった田中角栄。「今太閤」「庶民宰相」と称され、国民の絶大な支持を得た男の知られざる素顔とは? 田中の金権政治を批判する急先鋒であった著者が、万感の思いを込めて描く希代の政治家の生涯。