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今年の1冊目
エッセイ集である
その中の、無趣味のすすめという章で、村上龍は、
「真の達成感や充実感は、多大なコストとリスクと危機感を伴った作業の中にあり、常に失意や絶望と隣り合わせに存在している。つまり、それらはわたしたちの「仕事」の中にしかない」と説く
趣味の世界には敵はいない。
そこにあるのは確かに快適な環境なのかもしれない
その快適な環境を壊そうとするインベーダーみたいなやつがいたら、趣味を同じくするもの全体で徹底的に戦うだろう。楽園を守るために
私にも経験があるのだが現在のネット商売を始めた90年代後半の商売を始めて間もない頃だがこの商売はうまくいかないのではないかと本当に1週間ぐらい考え込んでしまったことがあった。
あるサイトを見てその価格や品揃え、規模、資金力どれをどっても勝ち目がなく、
「こりゃ、潰れるんじゃないか」と思って、そのサイトの存在自体を一緒に仕事をする弟に1週間黙っていたことがあった。
その間の1週間の最初の2日くらいは全く隙を見つけることが出来なかった。
3日目ぐらいからだろうか
「ちょっと、待てよ」と思うことがあり、
色々と調べていくうちに、私たち弱小のものでもなんとか潜り込めるすき間を探し出した。
それからも、爆発的にうちのサイトで売れる商品がでてもある期間が過ぎると大手につぶされるということの繰り返しがずっと続いているが、なんとかしぶとく生き残っている
いつも思うことは、「戸板一枚下は地獄」
確かに自分にとっても、仕事以上に面白くやりがいのあるものはない