本当に500億近くかけて東京湾を整備してボートとカヌースプリントの会場を作るのでしょうか
昨日時点の話ではオリンピック終了後もその地にボートの艇庫ができるかわからないそうです(そうなればカヌー艇庫もできるわけない)
つまり継続してこの場所で選手の育成は予定されていないのではないでしょうか
私、高校1年(35年前)からカヌーをやっています。メインは多摩川上流の御岳、秩父の荒川上流の長瀞で、いわゆる激流の中でやるカヌーですね。
当時のカヌー人口は今に比べたら比較できないくらい少なかったです。
指導してくれた方々も世界選手権出場した方とか全日本優勝した方とか今では信じられません。マイナースポーツ感たっぷりですね。
マイナーなんですが国体種目でありました。
但し高校生はカヌーレーシングだけ。今回で言うところのカヌースプリントのカヤックとカナディアンの2種目でした。
当時は誰でも一夏を練習で潰す気があればだれでも国体に行けました。
そんなわけで私も高校3年生の夏をボート競技の聖地である戸田ボート場で過ごしました。
ここはボートの聖地だけでなくカヌースプリント(当時はレーシングカヌーと呼んでいました)にとっても聖地です。
大学のカヌー部の合宿所も戸田艇庫の上にあります。
カヌースプリントのカナディアンです。
見ればわかるように片膝を立てて漕ぎます。
写真は右漕ぎの阪本選手です。
カヌースプリントのカナディアンは右漕ぎなら右だけ、左漕ぎなら左だけを漕いで直進させます。
水面からでているカラダの表面積でいえばボートやカヌースプリントのカヤックに比べて著しく大きいです
当然風の影響を一番受けます。
なのにボート界からは会場移転について積極的な意見がでているのにカヌー界からはあまり聞かないのはどうしてなんでしょうか
追い風だったら風が吹いたらヨットの帆が風をはらむようにスイスイ進むかもしれませんが横風だったらレーン毎にかなりのハンデがあるんじゃないでしょうか
私としては彩湖が良いんじゃないかなと思ってます。
戸田ボート場からも車で5分程度ですし戸田ボート場で日々練習している選手のモチベーションが上がるんじゃないでしょうか