映画「星の旅人たち」(The Way)「自分探しの旅」を考える

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映画「星の旅人たち」(The Way)

 カリフォルニアの眼科医トムがスペインのサンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼の旅の初日に事故死した息子の遺体を引き取りにフランスのサン=ジャンへ行ったことから物語は始まる。息子の遺品のバックパッカー道具で息子の行けなかった巡礼の旅を続ける。

 歩くのが好きだ。
 去年も3697095歩歩いた(1日あたりだと10101歩)
 この「星の旅人たち」(The Way)では聖地巡礼の旅を「自分探しの旅」としているところがちょっと自分の考えとは違うかなと思った。
 今生きている人生の歩みそのものが「自分探しの旅」である。
 自分が何者であるか何者であったか人生が終わる瞬間までわからない。

 ただ立ち止まることは大事だ。
 この巡礼の旅も人生の中での立ち止まっている時間帯だと思う
 日々流されるように生きていればゆっくり考えることはできない。

 しかし子どもに先に死なれるのは辛い。
 自分もトムの立場なら同じことをしたかもしれない
 いや、トムの立場ではなく今の自分の立場ならどうするだろう
 月命日には墓参りするだろう。
 そしていつか仏花を自分で育てて手向けるようになる気がする
 まあそんな親不孝なことにはならず順番通りになるとは思うが。

人生と巡礼の“道”の果てに、人は知らない自分を発見する。さあ、人生の旅に出かけよう! 亡き息子のバックパックを背に歩きはじめた聖地巡礼の道。それは“星の平原”と呼ばれる、世界遺産サンティアゴ・デ・コンポステーラへの800km。人生の道を見失った初老の男は、何を想い、旅に出るのか? そして巡礼の旅で、何を見い出すのか? 生きる歓び、そして新しい自分との出会いを描いた人生賛歌映画!

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