「日本でラグビーが盛り上がらないわけ (その2)」を書きました
「W杯ラグビー日本代表の大健闘でラグビー人気が一気に高まったのに受け皿を作らなかったせいでポシャる可能性あり」を書きました
東洋経済オンラインで「なぜ日本ではラグビーが盛り上がらないのか」という記事を読んだ。
(詳しくは→なぜ日本ではラグビーが盛り上がらないのか)
私、ラグビーは高校の体育の授業でやったくらいですが、私の母校が強くて在籍3年の間に2回東京都代表で花園にいってました。
花園にも3回位行きました(卒業してから行ったときは全国大会の決勝が東京代表同士という凄い一戦でした。負けたけどね)
そういうわけでそれからラグビーはよく見ました。特に高校ラグビーですね。
上の記事では盛り上がらない理由として
- 昨年のワールドカップイングランド大会で南アフリカを撃破し五郎丸選手が人気になったが、その後国際試合で彼が一度もプレーしていないこと
- ファンの「エディーさん・ロス」(前回のワールドカップを指揮したエディー・ジョーンズヘッドコーチがW杯後チームを去ったこと)彼の母は日系アメリカ人二世で奥さんは日本人。
- サポーターの囲い込みが下手
という点を挙げています。
まぁ直近のにわかファンについてはその通りだと思います。
根本的に盛り上がらないのは小中高校生のラグビー人口が増えないこと
日本のラグビー人口は約11.5万人で世界では12位だが、人口比でみると0.09%(1万人中9人)とこの中では最も低い。
日本のラグビーを取り巻く状況は厳しい。花園予選に出場した高校は1991年の1,490校から2014年には786チームと半減。「チーム」と記載したのは部員不足のため数校合同で参加しているチームも含んでいるためだ。他の部からの助っ人の力を貸りてなんとか出場している高校も多い。ちなみにサッカーや硬式野球は約4,000校。(引用→こちら)
ラグビーが一番盛り上がったのは早稲田大学にスタンドオフ本城がいたころです(本城和彦選手についてはウィキペディアをご覧ください→こちら)
ということはラグビー人気マックスは私が高校生のころですね。
それから長期低迷をしてこの前のワールドカップイングランド大会に至るという経過です。
自分の母校についても少子化の影響で一人っ子が多くなり、親がラグビーは危険だからとやらせなくなりました。
その結果母校も低迷期をむかえます。ちょっと前に東京都の決勝に行ったりするようになったのは中学校が出来て中高一貫6年間ラグビー出来るようになったのが大きいと思います。
公立の中学にあまりラグビー部ないですからね。その3年は大きい。
正直ワールドカップ東京大会は盛り上がらない
日本人はハロウィンだって独自の文化として取り込んでしまうほど柔軟性があるのでそこそこは盛り上がるでしょう。ただ終わった後はバブルが弾けたように萎んでしまうと予想します。
これはラグビー連盟が悪いのでしょうが底辺拡大を怠ったことが原因です。
本当に人気スポーツとして認められるには日本代表のファンを増やすよりも日本代表を目指す・憧れる選手が増えないことにはどうにもなりません
どう考えても、ワールドカップ東京大会には間に合いません。
サッカーでも野球でもプロを目指す・憧れる少年少女がたくさんいます。
自分もその舞台に立ちたいと思う若者を育成しなければワールドカップ東京大会だけ盛り上がって終わりです。
ただラグビーというスポーツで少年少女育成が難しいと思うのは各々のポジションの特異性です。
小学生でフォワードのフッカーやプロップ(スクラムの最前列の3人です)をやれといっても嫌がりますよね。あまりボールにも触れませんしね。
その面白みを理解するのに時間がかかる。言い換えると自分の生かし方を理解するのに時間がかかる。
野球ならポジションは異なっていても、打つことについては打順で回ってくる。サッカーも攻撃守備で違うでしょうが全くボールに触れないということもない。
そう考えるとタッチラグビーの普及が一番じゃないですか
以上素人考えでした
「日本でラグビーが盛り上がらないわけ (その2)」を書きました
「W杯ラグビー日本代表の大健闘でラグビー人気が一気に高まったのに受け皿を作らなかったせいでポシャる可能性あり」を書きました